うちの近所に素敵な毛糸屋さんがあると、友達が教えてくれた。どこにあるにか引っ越してすぐは見つけられなかったのだけれど、本当に歩いて1分ぐらいの目と鼻の先にあった。

お店の中に入ってみると、すごく狭い店内に綺麗な色の毛糸が綺麗に並べられている。品数は決して多くないのだけれど、みるからに厳選されている。店長の女性は、無口で聞かれたこと以外のことを話さない。フレンドリーな接客が多いNZにしては珍しい事かもしれない。

私はこの店で、下の子供ものセーターのパターン、輪編みの針、ケイト一式を買った。これで必要なものはぜんぶそろっているわよ、と言われたけれど、パターンに目を通してみたら、袖口の針のサイズは小さいサイズをと書いてあったのでそのことを聞いて見た。彼女は、大差ないと思っているので、あなた次第よ、と言って針を一本多く売ろうとはしなかった。このラフだけれど、正直なコメントが私にはぐっときた。もし、サイズが気になるならまたくればいいと思った。

その夜お店のウェブサイトを覗いてみると、編み物のコミュニティーサイトやネット上のフリーパターンなどが紹介されていた。そして、彼女のニットに対するスタイルが見えてきた。そのサイトで、昨日はとっても可愛い手書きのボタンを発見。翌日、店までダッシュ。最後の一つをゲットした。

子供が寝たあとの私は、編み物をして、手を休めながら毎日編み物のサイトばかり眺めている。そして、うっかり夜更かしをしてしまう。楽しい。

そうそう、この毛糸屋さんのディスプレイは、毛糸カバーがフレームについている自転車が置かれている。店の外にある雨水を通すパイプにも毛糸のカバーがついている。毛糸で何をどう編むのも私の自由、といった感じかな。結構好き。





$Nihao!from NZ-ボタン