先週携帯電話が壊れて、登録した電話番号を全てなくしてしまった。。
身近な友人の番号は手書きで残してあったので、助かったのだけれど、それ以外の古くからの知人、最近知り合った人の番号などは全てなし。焦って冷や汗かと思いきや、一体誰の番号が必要なのか思い起こしてみると、実はそう多くない。それに、本当に自分が必要とする、必要とされる相手とはどうやったって繋がって行くのがご縁だし、つながっていない人の電話番号を持ち続けるのもおかしな話だと、良い意味で諦める。

それできづいたんだけれど、今年実家にある服やカバンをすべてをこちらに送った。それらの服やカバン類は古着委託販売のお店に持ち込んで半分以上はうれた。日本からの送料がかかっているとはいえ、どういう訳か高額なブランドものから売れていったのでもとはしっかり取れている。買った時の値段は今思うと恐ろしいほど高額だけれど、20年近く前であることやこの10年近く使わずにしまわれていたことを考えると、送料かけてでもNZで使いたいと思う人に使ってもらった方が良いと判断。ついでにNZにある服も整理。どの服が必要で、どの服は必要ないか、しっかりと見極め自分で判断していく。相当真剣に考えた。大好きだった物をいろんな理由で手放すのは長い間躊躇し続けたことだったから。靴だっていつかまた履く日を楽しみに今よりもっと手入れをおこたらず、よく磨いていた。だから20年近くも割と良い状態が保てたのだと思う。今は、流石に手をかけられる時間もエネルギーも以前とは違う。だから手放そうと決断。

子供を産んでからいろんな事の整理ができていなかった。今年は少しだけ気持ちに余裕が出てきたのかな、とふと思う。そして、自分の環境の変化と共に移り変わって行く大切な人や物への気持ちについて考える。

服や物の整理も、周りの人達との繋がりも良い意味で見直しの時期だったのかもしれない。整頓に関していえば、撮りためてしまった写真や部屋に至るまで、まだまだ道のりは遠いのだけれど、大事なことを見直すきっかけとなった壊れた携帯にはある意味感謝すべきかもしれない。